をrdとかえぇlとか ⇐あのソフト

 仕事柄、和ードと絵クセルを使うけど、和ードって、なにか挙動が安定しない感がすごい。まだまだ、開発中のアプリなのかという感じ。
 ファイルを開くたびに、文書や表の体裁が変わっていたり、なかったはずの空白ページが増えていたり...
 文書の中に配置する表を絵クセルで作って和ードにリンクさせると、特にこの挙動不信感が倍増する。おまけに和ードで編集中に表の方を編集しようとしても、読み取り専用でしか開かないので、どこをどう編集するのかを手書きでメモってから和ードを閉じて、絵クセルを開きなおすとか、非常に面倒くさい。多分、方法はあるのだろうけど、調べるのもかったるい。
 でも、こういうふうに文書と表を平行して編集することって、ごくごく普通じゃありませんか?そんな普通のことができないアプリって何?それとも自分の和ード、絵クセルがおかしいのか?
 和ードと言えば、まだまだ不満は尽きない。そもそも、こいつで日本語を打とうというのに無理があるよね。ただ単にワープロソフトのシェアがトップということだけで、機能はズブズブだ。突如、文字間がすっごく拡がったり、勝手に括弧の片割れが現れたり、大文字が小文字に変換されるとかその反対とか、いつの間にか箇条書きになっていたりとか。

 一回、ファイルを閉じて、もう一回開くと、どっかが変わっている。表の行が段違いになっていたり、文字がボールドになっていたり、10.5ptが14ptに大きくなっていたりとか。リンクを張ったりすると「エラー!参照元が見つかりません。」ってなるし。それがまた、ファイルを開くたびに増えたり減ったり、エラー箇所が移動してみたり...
 ファイルを開くたびに、最初から最後までチェックしないとどうなってるかわかったもんじゃなし!ってかえって不便なんだよね。

 動きがハチャメチャなのに、値段は高っ! おまえら揃って変なクスリやってないか?

 前のVer.ってここまでひどくなかったよな。やっぱり、アメリカ製のアプリは作りが雑だね。

 やっぱり、日本製の「太郎さん」かな~。

高力ボルトの受入検査について調べていたら、考えさせられたこと

【高力ボルトの受入検査について】
最近、設計者から使用する高力ボルトは現場受入検査として導入軸力試験を行うように指示されました。

しかしJASS6も、高力ボルト協会も品質管理は十分であるから、未開封の状態でメーカーから納入される高力ボルトについては導入軸力試験は不要だとはっきり書いてあります。
受入検査に対しては費用対効果が大きいとは到底思えないから試験は「無駄」とする考えも尤もだと思います。
でも「安全性を担保」の観点からメーカーの品質保証も統計学的に漏れはあるはずだから、抜取検査で最小限の確認はすべきとするのも正しいでしょう。
もしくは試験には実際の施工器具を用いることから、それら施工器具が適正かをチェックするという効果もあるというのも然りです。

この中で、自分は最後の理由こそがこの試験の実施理由だと思うのです。というのも、メーカーの品質管理体制と現場で作業員が使用する器具の管理体制のどちらがより高い信頼性を有しているかを想像すれば分かります。

【高力ボルトの締付け後の検査について】
高力ボルトの施工方法は、

  • ボルトをセット後、トルクレンチや専用工具を用いて、規定の締付けトルクまで締め付ける
  • すべてのボルト、ナット、座金、被締結物(鉄骨のこと)に至るマーキングを施す
  • ナット回転法の場合はトルクレンチや専用工具を用いてナットを120°回転させて本締めとする
  • トルク回転法の場合は適正に調整された専用工具を用いて規定の締付けトルクで本締めとする
  • 締付け順序は重心から端部へ向かうように行う
  • 締付け後はナットの回転量を確認する

です。

ここで、すべてのボルトに対するマーキング、締付け後の検査は必要なのだろうかと思うわけです。
たしかにJIS型高力ボルトだとピンテールが無いので締付け完了かマーキングが無いとわかりません。
しかし、現在の主流であるトルシア型だと本締め完了=ピンテール破断なのでマーキングがなくてもわかります。
常識的な鉄骨ファブでは高力ボルトは必ず新品未開封品しか使わないですから、例えば締付け工具が適正に整備調整されてあれば「抜取検査」で十分だと思います。検査の目的を考えればわかります。

「高力ボルトの受入検査について」でも書きましたが、充分に信頼できる品質管理下で製造された製品を適正に調整された器具で正しく施工したという前提に立てば全数検査は過剰です。コスト高になる上にボルト接合に関わる部分に時間をかけ過ぎれば、降雨などでかえって品質を低下させてしまいます。抜取方法は統計学に基づいて策定されたJISに従えば良いし、抜取検査で十分です。

全数マーキングは、トルシア型が無かった時代の方法がそのまま踏襲されているに過ぎないのです。

ただし実際の工事では締付け機が使えないために部分的にJIS型高力ボルトを使う箇所が出てくることがあります。その場合は、マーキングと対象箇所の全数確認は必要です。
しかし、一般的にはトルシア型を使用しますから抜取検査で十分です。そもそも鉄骨の対物検査自体が抜取検査なのに、ボルト締め付けに関してだけ全数検査をしたところで意味はありません。意味のない検査、目的、意味を理解しないまま実施される検査は品質低下を招きます

検査では目的と意味を理解していないとダメと書きましたが、以前どこかのサイトで以下のようなやり取りを読みました。

質問者:「施工状況写真を見ていたらほとんどのボルト接合箇所のマーキングがされていないことに気づき、マーキングは写真撮影用で、適正な監理はされているのかを工務店に尋ねたところ、「ピンテールが切れているのでOK」と言われた。しかし共回りの心配があるので、施工のやり直しを命じなくて良いか?」
回答者:「トルシア型でピンテールが切れていれば十分強度はある。全数検査は別途費用が掛かるので抜取検査では。」
質問者:「工務店からの回答も同じだったから安心した」

これに対して、あなたはどう考えるでしょう?正解だと思いますか?

答えは  です。素人が言いくるめられた典型です。

確かに個人的には抜取検査で十分だと思いますが、それ以前に、この投稿に出てくる工務店はマーキングの意味を理解していません。
抜取検査では

  • 一群の高力ボルトのピンテールが規定範囲内の締付けトルクですべて破断されているかどうか
  • 共回り・軸回りしているものはないか

を確認しなくてはいけませんが、この工務店はピンテールの破断=締め忘れていない。締め忘れていないから適正な締付け強度はえられた。と考えている節があります。
この投稿に対して投稿した「回答者」も同じです。

トルクコントロール法を理解していれば、ピンテールの破断=本締め終了にすぎず、これだけでは締付け強度が適正かどうかは分かりません。
ピンテールが破断していても、共回りしていれば締付け強度は不足していますし、時々起こりうることです。
さらに、共回り箇所が多数見受けられるなら、使用した高力ボルトの品質もしくは施工方法が不適正であることを示しています。
しかも、この回答者は「抜取検査ではないか」と書いているうえに、「ボルトの締付け後確認を全数やると別途費用が掛かります」とまで書いてます。
建築工事標準仕様書JASS6では締付け後は全て検査すること(⇐無意味ですけど)と明記されています。これに書かれていることは守らなくてはいけません。

そもそも建築完了検査で「コストを抑えるためにJASS6を無視して鉄骨工事をしました。ボルト締結後の検査は抜取検査しかやっていません。JASS6は破ったおかげで費用を抑え、儲けも増えました」と役所に言えると思いますか?
施工者と設計監理と施主が同意のうえでの抜取検査であれば完了検査で口裏を合わせることもできるでしょう。しかし、承諾なしで勝手に抜取検査で済ませたのであれば明らかに手抜きです。
この「回答者」も、JASS6の内容(標準としてやらなければいけないこと)に対して「別途費用が掛かります」などと書いてあること自体がものすごく怪しげです。
工務店も、このような回答をするのであれば、マーキングも写真用に施工後に書いたのかもしれませんし、「回答者」も当の工務店の方のような気がします。
検査の意味、目的を理解していれば、このようなボロはださないものです。
この事例から分かるように、検査の意味をきちんと理解していないと検査自体が不正や手抜きの免罪符にすらなりかねません。検査とはそれほど強い力があるものなのです。

【高力ボルトの締付け施工方法について】
検査についてのところで書きましたが、高力ボルトの締付けは一次締めと本締めの2段階で行うことになっています。
確かにナット回転法であれば、この2段階施工はどう考えても不可避ですが、現在主流であるトルシア型高力ボルトはトルクコントロール法で締め付けます(というか、ナット回転法は使えない)。
ここで、導入軸力と締付けトルクは関数関係にあることが分かっているので、規定の締付けトルクで締め付ければ導入軸力がどのくらいかわかります。しかも十分に信頼できる品質の新品未開封で搬入された高力ボルトを適正に調整された専用工具を使って施工しています。
トルシア型高力ボルトではナット回転法ではないので、マーキングで確認する項目は共回り・軸回りの有無です。
1次締め後、一定の時間的間隔を設けること何らかの効果があるかと言えば、それは考えにくいと思います。
また共回り・軸回りが生じないようにボルト頭の鉄骨との接触面、座金には潤滑性はありません。反対にナットの座金との接触面には潤滑性が持たされています。こうして正しく施工すると共回り・軸回り、適正締付けトルク範囲外でのピンテールの破断は起きないはずです。
そうすると1次締めは意味がないのではないでしょうか。締付け工具が適正なのに、規定の締付けトルク以外でピンテールが破断したり、高確率で共回りが発生するならば、それはメーカーの品質管理の瑕疵だし、大臣認定は取り消されるレベルだと思います。
実際に、トルシア型高力ボルトの締付けで1次締めを省略し、本締め工具で1段階施工を実験した技術論文がありますが、結論は「トルシア型高力ボルトをトルクコントロール法で締め付け施工するうえで1次締めには意味はない」でした。
ただ、現時点では、1次締め後⇒全数マーキング⇒本締め⇒全数確認から改定されていないので、意味のないことをやらざるを得ないのです。

日本ではこれに限らず、守るためのルール、意味のないルールというのが多すぎます。
農産物の等級然り。見かけが良いというのは、お店にとっては商品の品質を安定させる。付加価値を上げるためには必要ですが、一般家庭では全くの無価値です。しかも、見かけが良いからと言って、栄養価はかわりません。もしかすると、農薬が限界ぎりぎりまで使われているかもしれません。半面、値段は高いです。
対して、農家にとっては選別のために多くの労力や農協に無駄な手数料を支払わなくてならなくなります。しかも選別に漏れた農産品は廃棄されます。
農家の収入をダブルパンチでそぎ落とし、食糧自給率を農家自ら落とす結果になっています。
こんな風に、日本では余計なルールを自分の首を絞めるために作り、そのルールを守ったがために、悪い方向へ進むことが多いのです。
そして、ルールを守った結果、状況が悪化してもルールを守ったということに満足するという、愚かなことをやり続けていることが多いのです。

断面1次モーメントの1次と断面2次モーメントの2次

 構造力学の学習をしていて、断面2次モーメントの項で「なぜ、距離の2乗なんだ」と思ったので、そのことについて書いてみた。
 断面2次モーメントについてネットで調べてみると「物体の曲がりやすさの指標」と「面積に距離の2乗をかけたもの」という2つがヒットするが、肝心な「なぜ距離の2乗か」と言うことを書いてあるサイトは非常に少ない。
 この傾向は構造力学の入門書レベルの書籍も同じだ。 “断面1次モーメントの1次と断面2次モーメントの2次” の続きを読む

PHP追加モジュールをインストールした

 ある時、WordPress のダッシュボードにある、サイトヘルステータスに

―警告 オプションのモジュール zip がインストールされていないか、無効化されています。
―警告 オプションのモジュール iconv がインストールされていないか、無効化されています。

警告が二つも発せられていた。注意指導でなく警告である。 “PHP追加モジュールをインストールした” の続きを読む

義務教育におけるプログラミング教育、教育そのものについて考えた

 先日、うちの子供の通っている学校でプログラミング授業について担当教師に話を伺う機会があったので、どのような内容なのかを聞いてみた。
 まず先に、公立の中学校では授業内容は自由に変えることはできないので、個別の学校や教員を批判する意味ではないことを予め言っておく。 “義務教育におけるプログラミング教育、教育そのものについて考えた” の続きを読む

本州の食品って!?臭いの??

今、会社から帰ってきてTVをみているんだけど、本州の肉の安売り店の肉や冷凍食品を「大食いタレント」が食べてコメントしている。

そのたびに「臭みがな~い」とか、「メンチなのにベタベタしてない、お肉がふんわりしてる~」とか言っている。

つまりそれって、本州の人が食べている肉は「臭い!」=腐ってるか、腐る寸前!! メンチ=べとべとした、やっぱり腐ってるか、腐る寸前!!

北海道は食料生産基地と言われるように、農業、漁業が基幹産業だし、手に入る食品のすべてが「産直」。であるから、食品それぞれの特徴が良好に表れる。ラム肉はラム肉の、牛肉は牛肉の、牛乳も牛乳の、野菜はそれぞれの野菜の「香り」はするけど「臭く」はないよ。

学生時代、「北海道の緯度は先進国と同じだが、東京は熱帯の発展途上国と同じ、確かに人口や企業の本社は多いけれど、公衆衛生とか、人々の社会的な意識は到底先進国レベルではないのが現実」と聞かされていたが、海外に留学した経験から、それは事実であると思ったね。

東京とか、首都だとか都会とか流行の最先端とか言っているけど、伝染病の感染爆発は止まらない、食品は腐敗したものを食べざるを得ない、なんてとても素晴らしいところとは思えない。

あと、最後に付け加えるなら、テレビの連中は「クセ」=「臭み」ととらえているのかもしれないけど、完全に間違ってる。
「臭み」のあるもの=腐っているか、毒があるなどで、食べると危険であることを示す性質。
(食べ物の)「クセ」=その食べ物のもつ、におい、味、等の性質のうち他の物とは大きく異なる性質で、選り好みに大きく影響を与える性質。
だと思うんだよね。

クサヤの香りは「クセ」であるけど、「臭み」ではない。一方、冷蔵庫の奥にあった豚肉で賞味期限を1週間過ぎたヤツのは「クセ」ではなくて「臭み」だと思う。食べてみて「うわぁ~!クセつよ!でもそれこそクセになる味だね。」は「クセ」。「餌が悪かったのか、この肉、雑味があるな~」は「雑味」。「オェッ!! これイッチャッてる。臭みがでて。ダメだな」は「臭み」、「腐み」。